2015年7月29日水曜日

夏風邪とは?

こんにちはー!
こころ整骨院 大山院 西田です!

だいぶ気温が上がってきて、夏本番に近くなってきましたが、みなさんも夏風邪になったことはありませんか?

何となく体がだるい。喉やお腹の調子がよくない。このような症状が夏場に現れたら、まず疑うのは「夏バテ」ではないでしょうか。

しかし、それはもしかしたら夏バテではなく「夏風邪」かも知れません。

夏風邪は、夏に引く風邪だからそう呼ばれていると思っている方も多いと思いますが、冬に引く風邪との違いは実は時期だけではありません。

そしてこの勘違いが、夏風邪は長引きやすい、治りにくい、と言われている原因と言われています。

夏風邪の主な症状として挙げられるのが、腹痛や下痢です。

夏風邪が時に「お腹の風邪」と呼ばれるのはこのためで、夏風邪を引くとそれだけ顕著に表れやすい症状と言えるでしょう。

夏場はエアコンなどで体が冷えるので、お腹を壊しやすい状況にあるとも言えますが、何日も下痢が続く場合には夏風邪を疑ってみるのがよいと思います。

また、夏風邪のもう一つの特徴として喉の痛みがあります。

空気が乾燥しているわけでもない夏場に、喉が痛くなって咳が出始めたらそれは夏風邪かも知れません。

この他、夏風邪が引き起こす症状には、発熱や頭痛、咳といったものもあり、症状的には一般的な風邪との違いはありません。

夏風邪に限らず、風邪を引いてしまう原因の80~90%はウイルスによるものと言われており、ウイルスの数は200種類以上と言われています。

しかしそのウイルスの多くが、低温で空気が乾燥した状態を好むことから、風邪が最も流行する時期は冬場となっており、風邪とは違いますが同じく低温で乾燥した状態を好むインフルエンザも冬に大流行しますよね。

ですが、夏風邪を引き起こすウイルスは、高温で湿度の高い環境を好みます。

代表的なのがエンテロウイルスとアデノウイルスです。エンテロは腸、アデノは喉という意味からもわかるように、夏風邪を引くとお腹を壊したり喉が痛くなりやすいのは、これらのウイルスが活発に活動しているためです。

夏風邪は、通常冬の時期に引く風邪をたまたま夏の時期に引いてしまったもの、と考える方が多いようですが、夏風邪の原因でも説明したように、夏と冬では風邪を引き起こすウイルスに違いがあります。

このため、間違った対処法をしてしまうと、回復を遅らせてしまうだけではなく、こじらせて別の病気を引き起こす原因にもなりかねません。

夏風邪は、暑い夏の時期に体調不良になることから夏バテと勘違いしやすく、お腹の調子がよくないのにも関わらず「体力をつけなきゃ」と無理に食べてしまうと、余計に症状がひどくなってしまいます。

また、夏バテをして体力が低下している時にウイルスに感染しやすくなってしまうので、疲れやすくお腹の調子がよくないと感じたら、まずは睡眠をしっかりとって体力を回復するのがよいでしょう。

さらに、熱が出ていなければお風呂に入ってリフレッシュすることもよい方法です。

高熱が出た時は、布団にくるまって体温を上げて汗をかくことで早く治す方がいらっしゃいますが、夏風邪では有効な方法と言えません。

と言うのも、夏風邪を引き起こす原因であるエンテロウイルスやアデノウイルスは、先ほどでも述べた通り高温多湿を好む性質があるため、体温を上げたところで簡単に弱まってはくれないからです。

むしろ、体力を消耗し逆効果となる場合もあるので注意しましょう。

夏風邪を引いて高熱が出てしまったら、水分補給をしっかりとしてぐっすりと眠ることが回復への早い道のりとなります。

みなさんもこういった症状で出てくるようでしたら、このように対処された方が良いと思います!

暑さに負けず良い夏をお過ごし下さい(^-^)

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